ナイトトレイン

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ナイトトレイン とは、富蔵で運行されている夜行列車である。

概要

富蔵は広大な国土を持ちながら世界有数の鉄道大国であり、主要都市間であっても夜に出発して寝ながら朝に到着できる夜行列車の需要は根強かった。しかしながら、航空路線の発達に伴い、鉄道の需要減少を危惧。夜行列車はコストに対して収益が少なく、いかにして継続して夜行寝台列車を運行することができるか課題となっていた。

そこで2438年にある鉄道会社が開発。既存の特急列車の車体を流用するなどしてコスト削減を実現。老朽化した夜行客車列車の引退の代替も相まって利用客は多く、人気の高い移動手段として定着していった。

この車両のコンセプトは富蔵国内のみならず、国外にも輸出していった。

車両

ナイトトレインの車両

車両は少ないコストで楽しく過ごせる夜行列車をコンセプトに開発。

編成は8両固定編成で、分割併合を想定した設計ではなく、1編成が始発から終点まで向かうことになる。

車体は既存の特急列車の車体を流用するため、新たに2階建て構造の車体を設計する必要がなく、コスト削減に貢献している。車両デザインは家のような安心感をイメージするベージュと木の温もりを感じさせる茶色のツートンカラーとし、中央にはオレンジのラインを配した。なお、後述のデラックス寝台においては、特別感を示すために中央のラインは赤色としている他、マルチ寝台では二人で利用できることを強調するために2本線としている。

前照灯は LED 式の大型を採用し、遠方からの視認性を確保している。また、先頭車はクラッシャブルゾーンを設けることで、事故発生時の運転手及び乗客の安全を確保している。

ドアは中間車のみに配置することで、個室寝台をなるべく詰めるようにした。

設備

各号車の設備情報
1 2 3 4 5 6 7 8
クモハネ モハネ サハネ サロネ サハネ サハネ モハネ クモハネ
通常寝台 通常寝台 通常寝台 デラックス寝台 マルチ寝台 通常寝台 通常寝台 通常寝台
オープンロビー トイレ, お手洗い トイレ, お手洗い トイレ, お手洗い, シャワールーム, 自動販売機 トイレ, お手洗い, 公衆電話 トイレ, お手洗い トイレ, お手洗い オープンロビー

車掌室は車両の一番後ろとなっており、先頭横の窓で乗客の乗降を確認する。

通常寝台

2段寝台がレールと並行して設置されており、1区画4つの寝台を持つが、先頭車の後ろ寄りの区画だけは2つの寝台となっている。また、先頭車の区画にはスライド扉が備わっている。

すべて個室寝台となっており、扉は開き戸となっている。前述の構造上、高さは 1.125m 程度と狭いものの、物置やコンセントは備わっている。カプセルホテルのような雰囲気を楽しめる。物置やコンセントは扉とは反対側の位置にある。鍵は4桁番号でロックをかける。

先頭車である1号車と8号車にはオープンロビーが設置されており、雑談に使用できる。

2号車と3号車、6号車、7号車にはトイレとお手洗いが設置されている。

デラックス寝台

4号車にあるデラックス寝台では、通常寝台の2倍以上のスペースを取った7室だけの個室寝台である。

ベッドの他に折り畳みテーブルと洗面台、荷物棚が設置されている。

ドア付近にはデラックス寝台使用者専用のシャワールームが設置されている。なお、通常寝台使用者においては、主要停車駅に使用者専用のシャワールームが設置されている。

もちろん、トイレとお手洗いが設置されている。4号車のドアのすぐ横には自動販売機が設置されており、飲料のほかにタオルや歯ブラシなどのアメニティグッズも販売している。

マルチ寝台

5号車にあるマルチ寝台では、2名での利用に適した寝台である。

中身は2段ベッドのような構造をしている。折り畳みテーブルが備わっている。

もちろん、ここにもトイレとお手洗いが設置されている。このほかにも公衆電話が設置されている。

走行機器

本車両は夜行列車のため、高速走行はせず、最高時速 110km に留まっている。

車両転倒防止やデラックス寝台の静粛性の確保のため、電動車は先頭車とその隣の車両とした。4M4T 構成となっている。